しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

凍りのくじら

どんより.なぜ同じくらいの時刻に
寝ている同居のひとはこんなにまで
潑剌と起きることができるのだろう.
ぼくが起きた時にはもうしっかりと
出かける身支度を整えておりました.

ではどうぞ行ってらっしゃい,今夜
帰ってくるのは遅くなるそうなので
それなりに適宜動くことを推奨され
ではそのように.玄関先まで見送り
挨拶をしてから鍵を閉める.がしり.

テレビはつきっぱなしで,ぼんやり
眺めていました.チャイムが鳴って
荷物を受け取る.はんこぽん.では
開封して中身を確かめ,かちょんと
動作確認をしてからまた収納します.

なにも疲れることをしていないのに
少し休憩.ぐったりふう.テレビは
ちゃんと消しました.音楽を流して
しょんぼりした日の過ごしかたです.

夕暮れごろに目を醒まして,今度は
洗濯物の取り入れとお畳みをします.
布に触れるのは好きです.心込めて
とむとむとたたんでいって収納する.
服はこちら,タオルはこちら.はい,
なんとなく生きた気分になりました.

ようやくなんだか自室に籠って作業.
こにゃこにゃと見えないものと戦う.
そこそこの戦果を得られような気が
いたします.気がするだけかも,ね.

調べものをしていると同居のひとが
連絡をくれました.晩ごはんだとか
どうしましょうか,という話になり
出かけるには少し遅いので,途中で
なにか買ってきてくれませんか,と
お願いをする.お待ちしております.

お帰りなさい,今日もお疲れさまで
ございます.部屋を暖めひと息つき,
ごはんを広げていただきましょうか.
テレビ見ながらもぐもぐ.たっぷり
食べました,ごちそうさまなのです.

お風呂の支度をして,その後自室で
こりゃこりゃと書きもの.その後は
またリビングで同居のひとと話など.
明日もまた忙しいそうです,あまり
根を詰めないでください.それでは
お風呂に入って,お薬服んで寝ます.