しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

少し悪いほうがいいの

ぐんぐん寝倒し,すっかり遅れます.
朝の病院の予定などすっぱり抜けて
ぞろぞろと眠り続けてしまいました.

精神も身体がぼろぼろになりながら
時計を見ると,十一時半を過ぎてる.
本当はもうこのまま休みたい,とも
思いました.だけど休んでしまうと
ずっと後悔するばかりになっていく
気がするので,あと社会人としても
どうかと思うし.よろよろと起きて
せかせかと身支度をして,出かける.

外は暑い中,日傘の柄も熱い.まあ
真白き日向を進むよりは,陰のある
世界を歩むほうがよほどましだから.

到着.自販機で買った冷えた麦茶を
こくりと飲み,昼休憩が終わるまで
じっと待機.ぼんやりぼやぼやです.

午後からこれやっといてーと依頼が.
設定をやり直して,めきめきと指を
回していきます.データをください,
事前に渡されたものに疑義が発生し
ねちっこく確認しにいきます.つい
さっきまで精神が枯れ草ってたのに
いざ順番が回ってくるとしっかりと
進めていきます.そういうものかな.

今日だけでは終えられず,また来週.
それでは帰宅,ではなく,通院です.
朝に行けなかったところではなくて
また別のところへ.電車に乗ったり
いろいろ趣向を凝らして移動します.

病院に到着.小一時間くらいですか.
あまり人影もなく,診察券を出して
のそりと待つ.やや経って呼ばれる.
診察室に入り,挨拶とかいろいろを.
睡眠の状態がよろしくないのが実に
悔やまれます.ぼくの力ではどうも
足許おぼつかないので,お薬だとか.
いろいろ処方されて薬を受け取って.

大きな駅まで戻ってきました.では
晩ごはんを食べるというミッション.
今日は同居のひとが晩を食べてくる
予定なので,ぼくは適当にうろつき
目に映るものをなんか食べようかな.
あまりふたりでは行かないところへ
入店します.注文をする前に階段を
昇って席を取って来てください,と
書かれている.日本で良かったなあ.
タッチパネルで注文して,お料理を
受け取ります.しまった,杖持って
トレイを持てない.杖を放棄するか
迷ってると,店員さんが来てくれる.
お席までお持ちしましょうか,とは
なんとも泣かせる親切.ありがたく
ついてきてもらう.カウンター席に
置いてもらいますが,傘とか杖とか
じゃまですねえ本当に.もぐもぐと
お食事はおいしかったです,本当に.

その後別のお店に移動.ころりんと
グラスを傾け店内の様子を観てると
知らぬ情報がわらわらっと流れ込み
異世界のようです.しれっとお茶を
いただいて,帰ります.フルーツも
おいしかった.ごとごと駅へと急ぎ
電車に乗ります.優先座席に座って
おいてなんなんですが,横に座った
ひとがものすごく椅子の座り方が変.
スペースを取るのがなんか実に下手.
迷惑かけてるわけではないので別に
いいんですが,なんか不思議でした.

帰宅.荷物を受け取って玄関を入り
お風呂の支度をざぶっとこなします.
同居のひとが帰ってくるまでは先に
のんびりと.いつもの作業なんかは
今日はやめておきます.明日からは
ちゃんとやろう.やろう.やれるか.
やれるといいな.やれないのかもな.