しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

グラヴィティーがすごーい

思いのほか早めに起きる.うーんと,
一回目のアラームで素直にすっくと.
だいたい五段階くらいにセットして
あるのですが,今日は後半は不要で
すっきりしました.空いた時間では
自分の部屋でくつろぐこともできて
いい感じ.ゆっくりと出かける支度,
それでは玄関のドアを開けます.雨.
だけど雨にはとっても弱い.なので
しょんぼりしながら左手に傘を持ち
右手に杖を持って,もそもそと移動.

いつものように歩いて,その途中で
タイルで滑って転びかける.危ない,
この体重で転ぶと下手すると脳震盪,
腕脚の骨折などいろいろ考えられて
いいことがないので,死なないよう
注意深くあらねば.では,到着です.

徐々にひとも三々五々集まってきて
作業を開始します,ひたすら黙々と.
昨日からの依頼を粛々と続けていく.
他のひとたちは違うこともいろいろ
やっているのですが,変に途中から
変更するよりは,継続のほうが好み.
ただ動かないので首や肩が死にます.

午前が終わって休憩.お昼ごはんを
もそもそといただき,ゆるりーっと
筋肉を緩める.背もたれに全体重を
沈めていき,少し楽になりましたね.

午後の作業,途中で休憩時間までの
計算を間違えるボケをやりちらかし
空気の読めない子になってしまった.
違うんです,早く終わらせたいとか
いうことではなく,区切りになった
ところで終わらせたいだけなんです.
早さではなく区切りなのがポイント.

それはそれでさておいて,ずうっと
手を動かしているうちにチャイムが
鳴りました.そろそろ終わりますか.
ぱたぱたと支度をして帰りましょう.

悲しい雨の中ぺとりぺとりと歩いて
家にたどり着きました.誰もいない.
おかしいな,同居のひとがいないな.
メッセンジャーを見ると,どうやら
ちょっとだけ出かけているとのこと.
それじゃ家でゆっくり待ちましょう.

自分の部屋でかちゃかちゃしてたら
ドアの開く音.はい,お帰りなさい.
今日はもう疲れたので,晩ごはんは
デリバリーに頼りたいとおっしゃる.
それでは事前に予約してその時刻に
持ってきてもらうようにしましょう.

今日届いた同人誌をあらためて読み,
自分の原稿が掲載されてるのを確認.
他のひとたちは立派な文章を載せて
いるというのに,ぼくの出せる力は
ささやかでしかありません.それは
毎年の思い出はあるのですが,この
自分の力が届くところはどこなのか
強くなくとも儚いところを探ります.

あとはちゃらちゃらしているともう
料理が届きます.はい,それじゃあ
お疲れさまでした.チップを出せる
身分ではないですが,せめて笑顔で.
丁寧に料金を払って挨拶も込めます.
宅配も大変ですから,ありがとうと
ちゃんと言える人間でありたいです.

では,晩ごはんですよ.飲み物とか
準備して,テーブルを埋め尽くそう.
テレビ番組を観ながらもぐもぐもぐ.
野菜も蛋白質もしっかりと摂取して
あとかたづけです.明日のごみの日,
忘れないようにしないと.やれやれ.

お風呂の支度をして,自分の部屋で
書きものをちょこちょこと.ぼくの
手によるものではない日常の記録を
ぱらぱらと流し見る.思い返しても
いまいち自分の身柄がぱっとしない.
それでもそんな日に慣れていかねば.

お風呂からあがったら,お薬服んで
寝ましょう.毎日を正しい方向へと
積み重ねていけば,もう少しはよい
人間になれるのではなかろうか,と.