しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

The lid of a clay pot

仕事で必要なメールがスパムの渦の中
巻き込まれて消えてなくなってしまう.
でも一番悪いのは消しちゃった自分だ.
ということで商いは正直申告,どうも
すいませんもう一度メールを下さいと
社長に頼み込む.もしかして自分だけ
通知が来てなくて遠回しの解顧宣告で
ありましたとかそういうのなしですよ.


仕事をかりっと終わらせて英会話教室.
なんかアンケート用紙をもらいました.
それはあとで書くとして授業を始める.


今日のテーマは表現.なにか印象深い
情景を形容してごらん,ということで
いろいろと思い出を手繰る.…だけど
手繰ればたぐるほどに暗く辛く悲しい
ことしか思い浮かばないのはなぜかな.


そうだ,悲しい昔は忘れてつい昨日の
ことを思い出そう.家に帰ったらもう
ごはんの用意ができてて,くつくつと
鍋が煮えていて,蓋を開けるとぱっと
みんなが幸せな笑顔になったよ.よし
これで行こう.美しき日本の食文化だ.


が,単語でぼろぼろ行き詰まる.まず
炊飯器が言えない.辞書を引きながら
話を進める.土鍋が言えない.そして
鍋の蓋って英語でなんて言えばいいの.
無知を引きずり,日本の伝統ある鍋の
「伝統」まで忘れる始末だ.炊飯器は
a rice cooker, 土鍋は a clay pot,
蓋は a lid だ.cap とか言ってたよ.
もちろん traditional は忘れるほうが
恥ずかしい.そんなこんなで授業終了.


帰り道,電話でおかずが足りないから
コンビニでおでん買って来てとの依頼.
目が疲れているとこぼす同居のひとに
ブルーベリーサプリメントを追加する.
家に帰ってごはんを食べて皿を洗って.
まっすぐ家に帰れる幸せを噛みしめる.