しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

月へ連れて行ってもらうつもりじゃなかった

朝.ちょっとした気分で起きました.
その気分とは,名状しがたい不安感.
時折訪れるこの深い感情はなかなか
ぬぐうことができません.じっとり.

同居のひとが起きて来たので朝食を
整えます.ざっくり食べてもらって
その他の支度もさくさくと.じゃあ
今日もどうぞ行ってらっしゃいませ.
天気は安穏としてるようなのでもう
心配はしなくていいはずなのですが,
どうにも沈んだ心は元には戻らない.

今日はもういっさい使い物にならず
呻ってばかり.友人からのお誘いも
断ってしまいました.普段だったら
一緒に食事でもすれば気も落ち着く
はずなんですが,今日はそこまでも
たどりつける気がしなくてごめんね.
不義理はまたの機会に返しますから.

うっすらと役に立たない書きものを
くれくれと書いていましたが,もう
圧倒的に語彙が足りなくて泣きそう.
感動した時に語彙を失うのではなく
ただ単純にない.思い出せないのも
あるかもしれませんが,本当にない.
これまで生きて来た中で,それから
これまでの読書の中で,得たものは
何もなかったのかと思うと,これは
とてもつらい.何も残らないままで
この歳まで生きてしまったのか,と
どす黒い気分になります.これから
どうやって生きていけばいいのやら.

同居のひとは今日は遅いので,先に
ひとりごはんであることを予定して
いたのですが,食べる気がしません.
時々水を飲む程度で,ほかはあまり
気力が起きません.体重を測ったら
少し減っていたので,そのことだけ
今日の生きる心のよすがになります.

同居のひとが帰る前にお風呂の支度.
ざぶざぶと洗う水音を聞きながらも
心持ちは暗いほうへ流れていきます.

今日のぽんこつっぷりはまた明日も
続いていく気がします.とりあえず
通院日であることを忘れないでおく.
予定のアラームをセットし,就寝の
支度をする.後はおくすりおくすり.