しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

話も歩みも流れ流れて

わたわたとお金を都合して,馳せ参じたるは日本一の
長さを誇ると言う天神橋筋商店街.今日はこちらで
コラムニストの吉村智樹さん帰阪OFF会が開かれて
いるのです.特に開催地を決めず,天一から天八まで
面白いもんを観ながら歩いてみよう,という面白い試み.
開始時刻には間に合いそうもありませんが,一本筋を
だーっと通り抜けるので巡り会うのは可能だろう,と.

ひとまずスタート地点の南森町駅下車.もう一時間も
過ぎているので,当然それらしき人は見えず.まずは
メールを出してみる.で,返事が来るまでたらたらと
自分なりに商店街を楽しみつつ歩くことにしました.
思えばぼくも幼少の砌には,商店街の裏通りでお育ち
あそばされたものである.しっぶい飲み屋のママから
グリンピースの甘く炊いたんをいただいたり,床が
何で染められたのかわからない焦げ黒のラーメン屋で
チャーシューメンを食ったりしたものです.幼稚園も
いかないくらいですかね.まあそういう育ちなので,
商店街の賑わいというのはとても好きなのでありますよ.

天神橋筋商店街の第一印象.酒臭い.よって合格.
高度経済成長以前の雰囲気をもってよしとします.
今どきマジックで手書きのチラシとか,なんとも
良い味を醸しております.あとはどこにでもいる
大八車を引いて空き缶集めに精を出すおっちゃんが
いいアクセントきかせてます.てけてけと天二から
天三まで歩いたところで連絡がないのでいよいよ
初電話を試みる.しかしこういうところが鈍いので
「はじめまして」の簡単な一言が咄嗟に言えない
礼儀を知らないわたくしである.いやーいきなりの
電話でどうもすみません.ということで指示を仰ぐ.
いまは天五にいるのでそっちに向かってあがって
来てください,ということで.え.あがる? そう,
なんか思い込みで天一→天八へは北から南だとばかり
思っていたのですね.慌ててコンパスで確かめる.
やっと役に立ってくれたね,携帯のナビウォーク.

でくでくと歩きながら,なんかいろいろと観察する.
確かに路上観察っておもしろいなー.ナチュラルに
道ぱたで横になるおやぢがいたり,無造作に置かれた
段ボール箱にはハングルが殴り書きされていたりする.
キレイなものばかり観るのが観光ではないし,むしろ
裏通り筋好き好きです.だけどカメラで撮影すると
人道的に問題ありそうなもんも転がっていたりして.
昔のカメラだとフィルム差し出せば許してくれたり
したもんですが,今のデジカメだとどうなんだろう.
その場でメモリーカードぷちっと抜いて踏み潰す?

さて,気がつくとすでに天七までたどり着いている.
それらしい一行には会わなかったような気がする.
いやちょっと待てよ,そもそも向こうさまが何人で
移動してるのか,何を目印にしていいのかすらも
知らないぞ.とりあえずスキンヘッドを目標にして
さすらっていたのですが,うーむ.とりあえず再度
連絡を試みる.すると天七にいるという.うむう?

答え:ハゲがふたりいるとは思わなかったぼくの負け.
スキンヘッドはふたりいて,一人が吉村先生,そして
もう一人がカメラマンの屯田(名人)こと佐々木亮さん.
おかしいなー,ここにハゲおるけど先生ちゃうしー,と
目の前にいる集団をおかしいな違うよなーと思いつつ
歩いていたのでした.ようやく気づいてめでたくも
合流を果たしたものの,天七といえば商店街も終わり
吹きっさらしの場所.せっかく来てくれたけれども
面白いところは通り過ぎて終わっちゃいました,と
気をつかっていただくが,いやここに来るまで充分
堪能させていただきました.機会がないとなかなか
来ない場所ですし.ということで宴会に突入です.

とはいえ20人の大所帯.飛び込みで入れるような店が
そうそうあるわけもなく,しばらく店探しにむさむさと
歩き続け.しょうがないから梅田の方へ出ましょう,と
いうことになる.地下鉄に乗って天神橋筋六丁目から
東梅田へ.そこのホームで待っていると,「あのー,
予約とれちゃいました」との声.なんとすばらしい,
携帯からさくりと予約を取った女神が降臨いたしました.
そういう時代になったんですねえ,と感慨深く.だが
やってる仕事からすればぼくが率先してそーいう情報を
引き出すべきだったんですが役に立たなくてすみません.

おつかれさまでしたーと宴会スタート.そしてぱくぱく
料理に箸を伸ばしながらおしゃべり.いろんな楽しい
話をたくさん聞かせてもらいました.満足まんぞく.
適当に解散して,無事に終電にも充分間に合う時刻に
家に帰り着きました.健康的で面白くて楽しくて,
次の機会もまた寄せてもらおうと思った夜でした.