しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

ひとつだけちょうだい

目を醒ましたのは午前七時過ぎほど.
だけどそこからはまたうたたねする.
起きたり寝たり振り子のように揺れ
頃合いよくアジャスト.さて,では
服を着替えて,病院へと行く朝です.

診察券を提出してぼんやり長椅子で
待ちます.まだちょっとぼんやりと
してるなーと自己分析をしていると
名前を呼ばれました.はい,施術室.

副反応ではない腕肩の痛みについて
もねもねと訴え,さまざまな角度で
診てもらいます.微妙な角度からの
話なんですが,ほんの少しの指先や
肩の動きでつらいところを見つけて
もらいます.時間が来たので終わり.
その後温熱療法.肩に染み渡ります.

会計を済ませて,前回渡されていた
領収書が間違いでして,と謝られて
正しいものをもらう.前のは適当に
破棄しておいてくださいとのことで.

軽く寄り道して帰ります.それでは
朝ごはんにします.もしゃもしゃと
いただいていたら,チャイムが鳴る.
宅配屋さんが宅配物を宅配しに来て
真面目に受け取ります.よっこらせ.

おやつを食べてから,ちょっとだけ
やっとくことやったらば,休憩する.

うたたねしていると電話がじりりん.
予約をしていたスタジオからの連絡.
むにゃむにゃ電話を取ると,どうも
次のスタジオの予約はキャンセルに
してもらえないだろうか,という話.
歌を歌うグループについて等し並に
連絡をしているそうです.だけども
絶好の練習の機会を逃したくはない.
歌わなければいいんでしょう,そう
応えます.歌は全部事前録音をして,
それに合わせて楽器を鳴らすだけで
いいですから,キャンセルは待って
もらえないでしょうか.そう言うと
判りました,ならば大丈夫です,と
認めてもらえました.前回と同じで
この受け応えそのものが儀式という
感じです.お互いの立ち位置を確認,
そして許可を得る.そんな感じです.

さて,ちゃんと起きる.少し胸焼け.
お昼たくさん食べたからなあ.では
胃酸が上がらないように体を起こし
通常の人生の送りかたを試してみる.
立つのはいいぞ,棚に手が届くから.

友人からのメッセージがちゃらけて
おりますが,それなりに返事をして
うにゃうにゃ過ごす.しばらくして
同居のひとからの連絡もありまして,
明日帰ってくる予定を尋ねたりする.

気づけば結構な夜になってしまって.
晩ごはんをちょろっといただいたら
お風呂に入って寝ましょう,お薬を
きちんと服んで,おやすみおやすみ.