しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

ことばやさんのパーティー

さて家に戻り,大学へと向かう.今日は友人と
パーティーの予定なのである.で,時刻通りに
無事研究棟前に到着.友人にメールを投げると
「今コーヒー入れたところだからちょっとだけ
待ってねー」ということで,中に入れてもらい
院生がたむろするお部屋へ.なんだかすこーし
閑散としてるけれど,夏休みの時期だからかな.
ぼくら以外誰もいないので,なにやらいろいろ
話しこむ.研究ははかどっているのだろーか.

途中コンビニに寄ってソフトドリンクを調達し,
会場となる先輩の家へ.とはいえ学内寮なので
距離はないに等しい.部屋では先輩がちょうど
料理と格闘中.やー,持つべきものは料理好きの
先輩ですよ.言語学やらせておくには惜しいほど
料理の腕が素晴らしい.今日は僭越ながらぼくの
リクエストにより,パスタとニョッキを作って
いただきました.ボロニアソースまで手作りだ.
うまうま,むさむさ,もくもく,食べて食べて.

腹も満ちると話に花が咲きます.先輩も友人も
言語学なひとである.いきおい話の内容もまた
そういう話になっていく.ぼくは自分で離れて
しまったけれど,実際に現場で研究してる人の
話を聞くと知的好奇心と懐古のこころが湧きます.
できればもう一度学校に戻ってせめて修士だけでも
取り直したいなぁ….よく考えたらこの場にいる
二人とも修士はとっくに通りすぎて博士課程で
ぶいぶいゆわしているわけであり,正直な気持ち
うらやましいなあ.アカデミックなものに対して
自分でコンプレックスがあるとは思わないけれど,
やっぱり身内では眩しいまでに輝く世界ではある.
学会発表とかはそれぞれに晴れ舞台であるのだし.
…まあ実際に発表する側はそんなことを考えている
余裕もなく,準備に追われるという事実もそりゃ
知ってますけどね.だけど研究発表としてきちんと
名を残すのはよいことだと思います.や,ちょっと
納得のいかない研究内容だったらそれが末代までの
恥となってしまう諸刃の剣ですけども….怖いね.

そんなこんなでマニアなおしゃべりを楽しんで,
23時ごろまでおじゃましてしまいました.謹んで
お礼を申し上げつつ辞去.やー,楽しかったー.