しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

覚えてないけど楽しかった

うるーん.目を醒ましたはいいけど
病的に早いというわけでもなくてね.
なんにしてもはっきりしない状態で
起きたり寝てたり.何度目かの起床,
ようやくはっきり.台所でこねこね
捏ねたり焼いたりしているところへ
か細い声で,同居のひとから朝食の
用意をしてくれろとの令を受けます.
それではどうぞお召し上がりなさい.
着替えとかそのへんもお手伝いして
行ってらっしゃいの時刻.ご安全に.

見送った後は重たい頭をおふとんに
突っ込んで,びくびく怯える気分で
心を鎮める.そしていったい何から
始めればいいのかがわからないので
とりあえずは洗濯をする.何かしら
役に立つことをすることで社会への
貢献度を高めるという仕組みですよ.

まあしかしそうやったからといって
ほんのちんまりした社会なのであり
外に広がらないのであります.では
ほとりと寝なおしましょう,病院は
午後からですし.ぐうすかぴいすか.

おかしな夢を見ましたが,その中は
心地よかったのでした.いっそもう
夢と死の中に溺れてしまいたい,と
思わせてくれる時間でした.なにを
やったのかは正確には覚えてません,
覚えてないけど楽しかった,のです.

病院に行きます.痛みが引かなくて
再度注射を打ってもらう.ぷちゅう.
体の奥に染み込みわたるのがわかる
肉感的な体験です.だけどやっぱり
そんなに回復するわけでもないなあ.

処方箋を出されたので薬局へ行って
のろんと薬を出してもらう.今日は
お薬手帳を持って来てなかったので
貼るばかりになっている処方内容を
一緒に受け取る.さて家に帰ります.

書きものちゃれちゃれ.食欲でなく
空腹を感じる頃,同居のひとからの
連絡あり.ちょっと遅い時刻ですが,
晩ごはんを食べに出かけるとします.

希望通りの店でもしゃもしゃと食べ
その寄り道で買い物して帰りました.
今日は食事の節制に努めたのでその
ご褒美として甘いものを.なにかが
おじゃんになったような気がします.
ゼロカロリーのものだから,大目に
見てくだされば幸甚に存じますから.

同居のひとがゲームを始めるころに
お風呂の支度.比喩でなく物理的に
上がらない腕をなんとか回しながら
バスタブを洗います.お湯を貯めて
はふうとため息ひとつ.いろいろな
意識が低いのでいまひとつぴりっと
いたしません.お風呂入りますかね.

今日もらったお薬のレシピを手帳に
ぺとりと貼り付け,ちゃらちゃらと
薬を服みます.ではおやすみなさい.