しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

咲いてよいのか枯れてよいのかわからない

今日はちょっと遅めの起動.だけど
なんとかかんとか動き出しますよう.
昨日よりも早めの昼からの咳なので
せっせことっとこ歩きます.いやあ
高校の校舎なんてひさびさに入った.
案内掲示板に誘われて講義室に着席.

ぼん,と渡された資料にかじりつき
書かれたことを自分なりに消化する.
これまで生きてきたぶんの自前の魂
削りながら.そうこうしてるうちに
講演会が始まる.折口信夫の書いた
震災後の世界のとらえかたを今年の
震災を受けて吉増剛造が捉えなおす
試みでした.おおおお,啓蒙される.
金時鐘の飄々としたキャラと作風の
どっしりさかげんを再確認したりと
正しいのか間違ってるのかが危うい
鑑賞となりました.スケジュールは
ややずれこんだそうですが,その後
他のパネリストも参加していっぱい
知らないことを学びました.もっと
若いころに勉強しておけばよかった,
そういう後悔は少しありますがただ
ごねているだけではなんともならず.
それなら今からでも学べばよいかと.

その後懇親会へと流れ,身も知らぬ
ひとたちとのお食事会.先日焼いた
CD-ROMを,名刺と一緒におずおずと
差し出しながら自己紹介とかします.
所属がないのですがどうしたらいい?
自分で自分を説明できないだなんて
どんな人生をやってきたんだろうね.

言語の妖精さんたちにある程度枚数
配ることができたので今日はひと息.
最後にメインパネリストに挨拶され
わたついてしまいましたがついつい
作品集を渡してしまう.どうなんだ
本当にそれでいいのかと今になって
後悔してももう遅い.試作と人生を
いろんな方向から見つめ直しながら
帰路につきました.気分で言ったら
営業先でこってり絞られた感じです.
それでも生きていくのです.なんか
頼むから生きておけって言われたし.

あたまがうにうにしてきたところで
帰宅,友人たちは今日は外泊らしく
その旨メールで連絡が来たのですが
おかげでしょげた姿を見せることが
なかったのでよしとする.それでは
おそらく人生で最もハードな三連休,
折り返して明日へ.明日が一番怖い.
これか,この薬を服んだらちっとは
ましな気分になるのか.そういった
気分でじゃらっと喉に放り込んだら
体力を回復させるためにお休みです.