しろまるは不穏当

世界の片隅でのんのんと生きるおじさんのつぶやき.それでもいいから生きていこうね.

そりゃまあやっぱりことばが好きさ

今日は会社,お休みをいただく.そして
以前から気になっていた噂を突き止めに
学校へと行ってみる.大学ではなくて,
大学院のほう.電車を乗り継いで久々に
六甲山の坂を昇る.懐かしさが深くて
のんびり歩くが,当時馴染みにしていた
アロマショップが別の店に変わってて
びっくりする.…3年経ったんだもんな.
六甲颪の吹きすさぶ中,でけでけ歩いて
なんとか校門をくぐる.相変わらずだが
自分の身分証明ができない.へどもどと
ここの学生であったことを話し,理由を
説明しないと入れてもらえないのです.
基本的にここは女子校,女の園ですから.


で,先生に会いに行くがこれから授業,
また後で来てねということだったので
院生室に.…以前は教室だった場所が
新設された心理学科の院生室となって
乗っ取られている.変わったもんだなあ.
時期的にぼくが在籍していた頃とかぶる
ひともほとんどいなくなっていました.
一人だけ,しかも男性で残っていた人が
いたので,彼を頼みの綱としてお話少々.


チャイムが鳴ったので先生の部屋を再訪.
しかしこれから会議ということで,すぐ
切り上げることになりました.話の中で
わかったのは,先生たちは聞いたほどは
沈んでなくてお元気でお変わりもなく
過ごしています,ということ.ぼくが
心配していたのは,友人の博士論文を
手伝っていた時に聞いたうわさばなし.
先生たちが自分のことを無視している,
構ってくれないという嘆き.全体的に
心理に食われて言語の先生たちはどうも
元気がない.しかしこうやって実際に
出向いて話を聞いてみれば,やっぱり
それは友人の穿った見方でありました.
構ってくれないんじゃなくてただ単に
授業を取ってないので話が噛み合わず
齟齬を起こしていただけのようですよ.


そんなことを思いながら先生と話を
していたのですが,人の心配よりも
むしろ自分の人生相談に来たものと
捉えられたっぽいです.確かに普通は
そう取られるかもしれない.そして
復学について話が転がってしまった.
そりゃ復学できたらしたいですけど,
そんな金銭的な余裕もございませんし.
体調はだいぶマシになったけれども
正直そういう話を振られるだなんて
思ってなかったのでびっくりでした.


会議に出かける先生にお別れを告げ,
帰る.その前になんとなく気になり
教務課に行って自分がどれだけ単位を
取得していたのかを調べてもらう.
我が事ながらいじましいのですが,
もし復学できたら必要な話ですなあ.
そんな妄想のせめてもの糧になるかと
思えば,申請費用なんて安いものさ.


てくてく歩いて坂を降りる.やっぱり
途中の店で潰れてるとこが多いよう.